担当 川口
テレビを見ていて「最近地震速報が多いなあ」
そう感じていませんか?
日本中のあちこちで地震が起きていて、規模が大きい地震もたくさんありました。
2021年12月を例にとると、1~8日までの間で250回以上も震度1の地震が起きているそうです。
参考サイト:https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2021/12/08/15182.html
今回はどうして地震が増えているのか、その理由を調べてみました。
「地震が多いのは大地震の予兆?」
気象庁では、毎年の地震頻度をデータベースで検索できます。
そこで回数をチェックしてみたところ、2021年はたしかに地震が多いというデータになっていました。
あまりに地震が多いと、いつか来ると言われている南海トラフや千島海溝地震などが心配になりますが、阪神大震災や東日本大震災の年を見てみても、それ以前に地震が頻発していた……という訳ではないようです。
大地震が起きた後、余震が起きる期間の方が、多く記録が残されていました。
2021年は2月に福島県沖で震度6強。
3月に和歌山北部で震度5弱、宮城県沖で震度5強。
5月にふたたび宮城県沖で震度5強。
9月に石川県能登地方で震度5弱
10月に岩手県沖と千葉県北西部で震度5強
12月に紀伊水道、山梨県で震度5弱、トカラ列島で震度5強
ざっと調べただけでも、これだけの震度5以上の地震が頻発。
その他にも震度3や4レベルの地震も多かったため、震度1レベルの余震が各地で起き、地震ばかりの1年になったと予測されます。
規模の大きい地震が増えた理由については、地球温暖化が関係していると言われています。
「これからも地震は続く?」
地球温暖化による気候変動が地震の原因になっているとしたら、2022年以降も地震が多くなりそうです。
地球にやさしい取り組みが世界中で始まっています。
私たちも引き続き、エコバッグや紙ストローを使う、車ではなく電車で移動する、エアコンの設定温度に気をつける、節電や節水を心がける、といったアクションが必要です。
地震が増えることが分かっているからこそ、防災対策も欠かせません!
防災グッズを多めに準備したり、いざという時の行動を確認したりして、万が一に備えておくと安心です。
「このあたりは大きな地震が来たことがないから……」
というエリアも、油断は禁物です。
とはいえ、地震と一緒に時を重ねてきた日本の住宅や設備は、かなり丈夫にできています。
できる対策や備えをしながら、上手に共存できる道を探すのが現実的なのでは、とも感じました。